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注目されている「協働ロボット」は従来のロボットと何が違うの?

2019.08.29

協働ロボットとは、その名の通り「人と協力して働くロボット」を指します。

これまでは人手だけで作業が行われていた製造ラインに、人の代わりにロボットが入り、作業を行います。
従来の産業ロボットは、自動車や機械製造など、比較的大きな製造ラインで安全柵で囲い、人と隔離された状態でしか作業することができませんでした。
そのため繰り返しの単純作業には向いていても、状況に応じて柔軟に対応する必要がある「食品製造業」などの現場には不向きでした。

しかし技術革新とともにロボットの小型化が図られ、また法規制の緩和により、柵なしでの人とロボットの共同作業が可能となり、人との共同作業を前提とした新たなロボットが続々と誕生してきました。

これが「協働ロボット」です。

従来の産業用ロボットと比較して、協働ロボットの特徴は大きく3つあります。

1つ目は、小型・軽量・省スペースで運用できること。
2つ目は、大がかりな柵などの安全システムが不要で、どこでも運用できること。
3つ目は、従来型に比べて、可搬重量が小さいことである。
(協働ロボットの可搬重量は、小さくて0.5kgから最大でも35kgのものが確認されている。)

協働ロボット導入の加速

協働ロボットが注目されている理由は、①「規制緩和」、②「安全技術の進化」、③「プログラミングの容易さ」の3つがあげられます。

①規制緩和
従来、国内の規制においては、80W以上のロボットは柵で囲い人間の作業スペースから隔離することが必須でした。しかし、2013年12月の規制緩和により、「ロボットメーカー、ユ ーザーが国際標準化機構(ISO)の定める産業用ロボットの規格に準じた措置を講じる」等の条件(リスクアセスメント)を満たせば、80W以上の産業用ロボットでも人と同じ作業スペースで、働くことが可能となったのです。

②安全技術の進化
2つ目のポイントが、安全性技術の進化です。ISOで人間協調型ロボットのリスク評価手法が整備され、ロボットメーカー各社がその要求に応えられるよう技術を向上させてきたことにより、人とロボットの協働作業に求められる安全性の確保が容易に実現できるようになりました。

③プログラミングの容易さ
産業用ロボットは、教示作業(ティーチング)を行わなければ動きません。ハンドやセンサー、などの機器が取り付けられ、プログラムを作り、最終的に生産システムに組み込まれて初めて価値が生まれます。

協働用ロボットはセットアップも容易かつ短期間で可能になります。

川崎重工の双腕スカラロボットduAroは作業者が手順に沿ってアームを掴んで動かしながら教える「ダイレクトティーチ機能」と、アンドロイドタブレットから指定する2通りあります。

私も実際にタブレットを使ってティーチングをしたことがありますが、操作がわかりやすく、設定やプログラミングを簡単に行うことができました!

まとめ

協働ロボットは今までの産業ロボットと異なり、価格がお手頃なこと、固定設置の必要がなく、移動可能であること、柔軟に運用可能で汎用性が高いという特徴があります。

製造業だけでなく、ロボットの導入が遅れている三品産業(食品、化粧品、医薬品産業)など、新たな分野への導入が期待されています。

 

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