お知らせ

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~産業用ロボットとは?~歴史やその定義、種類を紹介!

2019.12.19

日本初の国産・産業用ロボット、初号機デビュー!

世界初の産業用ロボットの製造会社、ユニメーション社が1959年に産業用ロボットアーム「ユニメート」を販売しました。

その後、1969年には日本初の国産・産業用ロボット「川崎ユニメート2000型」の初号機が誕生しました。
それまでものづくりの現場では、特定用途に応じて設計された専用機械による自動化が主流でしたが、川崎ユニメートは1台で何種類もの作業に対応できるため、その汎用性が現場の絶対的な働き手不足に悩む産業界から大きな注目を呼びました。

ロボットとは

ロボットとは、「人の代わりに作業してくれる機械・装置」のことです。

・サービスロボット
医療、介護、宇宙、災害、掃除、案内、警備、アミューズメントなどの分野で役立つロボット。これから大きく成長する予測。

・産業用ロボット
主に製造現場びよるモノづくり作業を行うロボット。現在はロボットの生産額の90パーセント以上を占める。

▶経済産業省における定義
センサー、知能、制御系、駆動系の3つの要素技術を有する、知能化した機械システム

産業用ロボットの定義

▷労働安全衛生規則における定義
マニプレータおよび記憶装置を有し、記憶装置の情報に基づき、マニプレータの伸縮、屈伸、上下運動、左右運動もしくは旋回の動作またはこれらの複合動作を自由的に行うことができる機械。

▶日本工業規格(JIS)「JIS B 0134」での定義
自動制御され、再プロブラム可能で、多目的なマニュピュレータであり、3軸以上でプログラム可能で、1カ所に固定してまたは移動機能を持って、産業自動化の用途に用いられるロボット。

▷国際標準化機構(ISO)「ISO 83737」での定義
3軸以上の軸を持ち、自動制御によって動作し、再再プログラミング可能で多目的なマニュピュレーション機能を持った機械で、産業用オートメーション分野では移動機能を持つものと持たないものがある。

ロボット導入のメリット

近年、工場の自動化によって産業用ロボット導入がますます進んでいます。 導入するメリットとしては、

生産性の向上、人件費の節減(省人化)、製品の品質の安定化と向上
多品種への対応省資源、省エネルギー
などがあります。

次に

労働環境の改善、安全確保、3K(危険、汚い、きつい)作業からの解放

があげられます。

また貴重な人材を付加価値が高くクリエイティブな仕事に注力させることができ、それにより全体として生産性を向上させることができます。

ロボットの種類 1.溶接、塗装系

人間の腕のような形状で自由度が高い垂直多関節ロボットに溶接トーチや塗装ガンを取り付けたロボット。
溶接用は自動車、造船、建機、建設資材等の分野で用いられます。
溶接ロボットは、高温や強い光を気にすることなく、速く、休みなく、連続して溶接します。
塗装ロボットは、塗料の細かい粒や溶剤から人の体を守り、色ムラなく均一に塗装します。主に自動車、家電が主体です。
アーク溶接、スポット溶接

2.組立、搬送系

位置決めやネジ留め、部品のハンドリング、ダンボール箱をパレットに積むパレタイジングなどのロボット。
用途にあわせてさまざまなロボットが利用され、ロボット同士や工作機械との協調などの進化が期待されています。

双腕型ロボットは両腕を使って人と同じように、速く、正確に製品を組み立てます。今後の普及が期待されます。
卓上型、パレタライジング、取出し、スカラ、垂直多関節、パラレルリンク、協働用、双椀型

3.アクチュエーター系

直行ロボットや水平多関節ロボット(スカラロボット)に代表される、直線運動を行うロボット。
軸の組合せにより平面・立体的な動作も可能です。
幅広い業種で、位置決めやピック&プレース、加工、検査等に用いられます。

単軸、直交、電動スライダ

4.クリーン系ロボット

半導体やガラス基板、食品や医薬品などの分野で用いられるロボット。
近年は、潤滑封止方式のクリーンタイプの産業用ロボットも登場し、活用の幅が広がっています。

ガラス基板搬送、ウエハ搬送

産業用ロボットの用途



業種や生産品目によってロボットの活用可能な場面はそれぞれ異なっていることがわかります。
産業用ロボットの特徴は汎用性が高く、1台でさまざまな工程に対応できることです。そのため、他品種のものを量産する製造現場に向いています。

ロボットスクール

適切に活用すれば、作業の効率化に貢献してくれる産業用ロボットですが、安全への配慮を怠ると、大きな事故を引き起こすリスクがあります。

産業用ロボットの教示操作を行う為には、安全のための特別教育を受けなければいけません。

労働安全衛生規則第36条第31号及び第32号で「産業用ロボットの可動範囲内でティーチングや検査を行う業務」「ロボットの可動範囲外でこれらの作業に関係のある機器を操作する業務」が該当すると定められています。
ロボットに近い場所で作業する人はもちろん、離れた場所で作業する人も、機器の誤操作による事故を防ぐため、正確な知識と運転技能を身につける必要があるためです。
ARA(ASKA ROBOT ACADEMY)は日本最大級のロボット教育システムを導入しております。

ロボット操作教育スタンダードコース

ロボット操作教育スタンダードコースは、労働安全規則第36条第31号に基づいた安全教育(産業用ロボットの教示等の業務に関わる特別教育)を実施し、その受講者に特別教育修了証を発行しております。

教示練習用ロボット:FANUC:LR Mate 200iD

☆スタンダードコーススケジュール☆
1日目
9:00~17:30 学科(テキストによる講習)
産業用ロボットに関する知識
産業用ロボットの教示作業に関する知識
関係法令
筆記試験

2日目
9:00~17:30 実技(システムを使用した操作教育)
産業用ロボットの操作方法
教示等の操作方法
アンケート
※2日目講習終了時に修了書を発行致します。

スキルアップコース

ハンドリングやスポット、アーク、ATC等の一般知識や実演を学べ、すぐに活かせる技術を習得して頂ける多彩なコースも用意しております。
教育用ロボットはシステムになっており、ロボット周辺機器を含む実践的な講習が受講できます。

ハンドリングロボットコース 川崎重工業:RS080NFE02
スポット溶接ロボットコース 安川電機:MS165
オフラインシュミレーションコース FANUC:ROBO GUIDE/安川電機:Moto Sim EG

お問合せから受講までの流れ

①申し込み
お問い合わせフォームまたはお電話にてお申込みください。
MIRAI-LAB:TEL.052-446-6377

②希望日・コースの調整
担当者からお電話が入ります。出張スクールも受け付けております。
③申込書をメールまたはFAXにて提出
FAX.052-446-6399

④一週間までに受講料の入金
※現金でのお支払いはい受け付けておりません。

⑤当日アスカ株式会社豊田工場にお越しください
到着しましたら、内線にてご連絡ください。

講習会場

≪講習会場≫
アスカ株式会社 愛知県豊田市中根町大切50-1
TEL:0565-51-2755
※開始時刻に遅れる場合は、会場に直接連絡をお願い致します。

≪講習時の服装≫
長袖(薄くても可)・長ズボンの作業着+作業帽子でお願い致します。
ジャージ・半ズボン・サンダル・草履は禁止とします。
履きなれた運動靴もしくは安全靴でお願いします。
※実技の際にはヘルメットをお貸しします。
≪持ち物≫
作業帽子、筆記用具の持参をお願い致します。

≪昼食≫
弊社で準備致します。不要な場合は事前に連絡をお願い致します。

≪受講料≫
ロボット操作スタンダードコース 55,000円(2日間1名、税込)
※テキスト代及び、昼食代は受講料に含みます。交通費は受講者様負担になります。
※振込の控えをもって、領収書とさせて頂きます。請求書の発行は原則致しません。

お問合せ

ロボットスクールに関するご質問はこちらから。お気軽にご相談ください。

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